瓦版
歯周病 見落としていませんか?
手書きの瓦版をPDFでご覧いただけます。
紙面のまま読みたい方はこちら
歯ぐきがムズムズする・・・ 歯みがきで血が出る・・・そんなちょっとした違和感。 放っていませんか? もしかすると、その症状、歯周病が始まっているのかもしれません。 歯周病に罹患している割合は、47.9%で、約2人に1人が歯周病と言われています。
歯周病ってどんな病気?
歯周病は細菌の感染によって引きおこされる、歯肉炎・歯周炎の総称です。
「歯周ポケット」と呼ばれる歯と歯ぐきのすき間にある溝に歯垢(プラーク)が溜まることで、細菌が増え、歯ぐきに炎症が起きます。
初期の段階では痛みもなく、炎症も軽い為、放置する人も多いようですが、放っておくと、歯周ポケットの溝が大きくなり、歯がぐらつき始め、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病は、ある日突然、症状が出るのではなく徐々に進行する病気です。
●初期段階で、しっかりケアすることが非常に大切です。
歯周病が全身に及ぼす悪影響
歯周病は口の中だけの問題ではありません。近年の研究では、全身への悪影響も分かってきています。
例えば、脳梗塞は歯周病になっている人の方が、2.8倍もなりやすいと言われています。
これは歯周病菌が血中に侵入することで、血栓を誘発し血管が詰まりやすくなることで脳梗塞を引き起こすからです。 他にも、糖尿病は2倍、認知症は1.7倍なりやすく、早産や誤嚥性肺炎、関節リウマチのリスクも高くなると言われています。
つまり”歯ぐきの健康は全身の健康”と直結しているのです。
セルフチェック チェック
□ 歯みがきの時に出血することがある。
□ 歯ぐきが赤く腫れている。
□ 歯ぐきがむず痒い、違和感がある。
□ 歯ぐきが下がってきた気がする。
□ 朝、起きた時、口の中がネバネバする。
□ 口臭が気になるようになった。
□ 食べ物がうまく噛めない。
□ 歯がグラグラしてきた気がする。
□ たばこを吸っている。
□ 歯医者に半年以上行っていない。
□ 糖尿病がある。
□ ストレスが多く疲れやすい。
●チェックが3個以下→今のところ、心配なさそうですが、定期検診は忘れずに!
●チェックが4~6個→歯周病が進行している可能性があります。
●チェックが7個以上→歯周病がかなり進行している恐れあり!! すぐに歯科医院で相談を!!
歯周病対策のポイント
・歯と歯ぐきの境目を意識して、ていねいに歯みがきをする(1日2回/1回につき2分以上)
・フロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間の汚れも落とす。
・歯周病ケア用の歯みがき粉や洗口液を活用する(殺菌・抗炎症成分入りが効果的)
・食後すぐの口腔ケアを習慣にする(歯垢は時間とともに歯石になる)
・たばこをやめる(血流を悪化させ、歯ぐきの回復を妨げる)
・栄養バランスのとれた食事(特にビタミンCやたんぱく質を意識しましょう)
・口の中が乾燥しないよう、こまめな水分補給を(唾液は自然な殺菌力があります)
・定期的な歯科検診を受ける(できれば年2回)
■ 歯を失う原因の第1位は意外にもむし歯ではなく歯周病なのです。
「今、痛くないから大丈夫!!!」と思っていたら、手遅れに…なんて事も。 歯ぐきも今のうちにしっかりケアしてあげましょう!
